音楽と本とテラスハウス

好きなものについて、好きに語ります。

2019/9/7 MY FIRST STORY TOUR2019 at Zepp Sapporoを観た

(最後にセトリネタバレあり!)

 

個人的にマイファスのライブに行くのは武道館ぶり。

昨年の同時期の札幌公演に行く予定であったが、北海道の地震で延期になってしまい、今年の2月の振替公演は予定が合わず行けなくなってしまったので、この日の公演をとても楽しみにしていた。 

 

ただ、残念ながら今回の公演はSOLDOUTせず、Zepp1階席の後ろには黒幕がかけてあった。

 

彼らはスタイルや曲、発言について色々と賛否両論を産んでしまうバンドだが、カッコいいというのが正義だという普遍的事実をぶつけてくるバンドだと思う。

バクマンの佐々木編集長のセリフ

「漫画は面白ければいいんだ。面白いものは連載される当たり前だ。」という言葉が僕はすごく心に残っていて、バンドに置き換えるのであれば、バンドはカッコ良ければいい。これに尽きる。

ジャンルがどうであろうが、曲がどうであろうがライブハウスに向かう僕たちはカッコ悪い日常からかけ離れた非日常のカッコ良いバンドを観たいのだ。

 

語弊を恐れずに書くと、彼らはすごくカッコをつける。Hiroが花-0714-の間奏で思い切りカッコつけると曲前のMCで宣言し、宣言通り?GLAYのTERUの手を広げる仕草をし、カッコつけて、曲の入りに遅れてしまうというアクシデントでさえもすごく絵になるなと思った。

 

最後のWith Youの曲中MCでHiroが放った「世界を変えられるとか音楽で世界を救えるとかそんな大層なことは思っていない。俺らに何ができるかは分からないけど、お前らがいてくれるなら地獄でもいいと思っている。こんな僕たちですがこれからもよろしくお願いします。」という言葉。

文字に起こすとすごくクサい言葉だが、約2時間カッコいい彼らの音楽を魅せられた最後にこの言葉を聞かされると、心にナイフのように刺さる。

 

本ツアーで、今年の11月には神戸と埼玉でアリーナ公演が控える彼ら。

目標とする東京ドーム2021年まであと2年。

ライブハウスよりデカイ箱が似合ってしまう彼らにはもっとデカイ会場でカッコつけている姿を観たいので、どんどんデカイ箱に突っ走っていってほしい。

 

いやらしい話かもしれないが、東京ドームへの集客に向けて、限られた時間の中で、地方のファン増加に向けてしっかりと地方も含めツアーやフェスを回るのか、それとも効率的に、主要都市のライブやテレビ出演で集客を図るのか、彼らがどのような東京ドームまでの道程を描いているのかは分からないし、正解もあるわけではない。

言ってしまえば、集客できた事実が正解を創造する。

そんな中で、個人的意見にはなるが、是非来年の22回目のライジングで、彼らの最高にカッコつけた音楽と思い切りクサいMCが聴きたいと思った。

 

セトリ

 

 

 

 

 

 

1 無告

2 Missing You

3 ブラック・スワン

4 終焉レクイエム

5 Black Rail

6 君のいない夜を越えて

7 CHiLD-error-

8 mine

9 花-0714-Re:arrange

楽器隊セッション

10 ALONE

11 LET IT DIE

12 この世界で一番の幸せ者にすることなどできないかもしれないけど…

13 ACCIDENT

14 MONSTER

15 KING&ASHLEY

16 不可逆リプレイス

17 モノクロエフェクター

18 REVIVER

19 With You